塞翁失馬、焉知非福

語学とか釣りとか

オススメの外国語学習法:「例文集」×「Google翻訳」×「Anki」

私は最近中国語を勉強しています。まだ大したレベルではありませんが、これまで英語を含めていくつかの言語を勉強してきた経験を踏まえて、私がお勧めできる学習法を紹介したいと思います。中国語以外の言語にも適用できる方法です。

例文を暗記する

外国語を勉強するときは、文法を学んだり、単語や熟語を覚えたり、読解力や聴解力を養ったりと、色々とやるべきことがありますよね。その中で私が昔から重視してきたのが、例文を覚えることです。ある程度基礎が出来てから例文をたくさん覚えると、単語の綴りや語法、語順などを総合的に覚えることが出来るので、バラバラに覚えるよりも効率よく身に付けることが出来ます。

例文を覚えるためには、重要な文法事項や語法を出来るだけ網羅した良質な例文集が必要です。私は大学受験の際、「和文英訳の修業」という本に載っている500くらいの例文をすべて暗記しました。

和文英訳の修業

和文英訳の修業

この本は若干古いですが、内容は大変素晴らしかったです。例文が良く厳選されていて、学習内容が十分網羅されていたことをよく覚えています。

この本の例文を覚えたときは今ほどコンピュータも普及しておらず、ひたすら紙に書いて覚えました。大変でしたが良い思い出です。

近年はコンピュータを用いて語学学習を支援してくれるツールが豊富にあるので、これらを積極的に利用して、紙に書くよりもずっと効率的に学習ができます。

中国語の例文集

冒頭に書いたように、私は今中国語の勉強をしています。中国語の教材をいくつか検討し、例文暗記用の本として「口を鍛える中国語作文」を選びました。

口を鍛える中国語作文: -語順習得メソッド-初級編 (CDブック)

口を鍛える中国語作文: -語順習得メソッド-初級編 (CDブック)

この本を選んだ理由としては下記のようなことが挙げられます。

  • 中国語の例文と日本語の文が見開きに並んでいて見やすい
  • 文法項目ごとに例文がまとまっている
  • ピンインが付いている
  • 本がレベル別に3冊に分かれている

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1冊目に載っている例文は600で、大体450くらいはほぼ完璧に覚えました。とても良い本だと思います。

メジャーな言語なら大体この手の本が何冊かは出版されていると思うので、本屋さんなどで探してみると良いのが見つかると思います。

例文をExcelなどに入力する

例文集を用意したら、その内容をパソコンでExcelなどに入力します。高度な機能などを使うわけではないので、Excelが無ければLibreOfficeOpenOfficeでも大丈夫です。大体下の図のような感じで入力します。

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ただ、手入力で大量のデータを打ち込むのは中々疲れるので、いくらか工夫が要ります。私が行った工夫を下に紹介いたします。

1. 本立てを利用する

私が最初に行った工夫は本立てを利用することです。単純な方法ですが、これにより本を見ながら入力するのが格段に楽になります。費用もあまり掛かりません。本立ては100円ショップにも売っていますが、私はエレコムの奴を買いました。

ELECOM EDH-004 ブックスタンド

ELECOM EDH-004 ブックスタンド

2. 本をスキャンしてパソコンに取り込む

本立ても便利なのですが、パソコンの画面に本の内容を表示すれば視線の動きがもっと小さくて済んで楽なので、スキャンしてパソコンに取り込むことにしました。でも自分でやるのは大変だったので、「ブックスキャン」という業者にお願いしました。数百円でやってくれます。

BOOKSCAN(ブックスキャン) 本・蔵書電子書籍化サービス - 大和印刷

3. OCRソフトを利用する

パソコンに取り込んだ画像データは、「OCR」という機能を利用してテキストデータに変換出来ます。私は「FineReader」というソフトを用いました。

OCRソフト|FineReader 12|読み取り精度世界No1の OCR ソフトウェア

日本語は良く認識してくれましたが、中国語はちょっと精度が悪かったです。でも私がまだ良く使いこなせていないせいかもしれません。15,000円くらいと高価な買い物だったので、頑張って使いこなせるようになりたいです。

Google翻訳ピンインを自動で作成する(中国語の場合)

この部分は中国語を学習する場合にしか関係ないので、他の言語を勉強中の方は軽く飛ばしていただければと思います。

ピンインを入力するのは非常に大変なので、Google翻訳に自動でやってもらいます。

Google 翻訳

Excelに入力した中国語の例文をGoogle翻訳にコピペすると、下の図のようにピンインを表示してくれます。
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ただ、Google翻訳ピンインは時々間違えているので、そこは自分で見つけて直す必要があります。とは言え、すべて自分で入力するよりは圧倒的に早いです。Googleにはいつも助けられています。

表示されたピンインを下のようにExcelにコピペすれば、Ankiに入力する準備が完了です。

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Ankiに取り込んで学習

「Anki」というのは、間隔反復という手法を用いた効率的な暗記学習を支持してくれるソフトウェアです。作者はDamien Elmesさんという米国人で、Windows版を無料で公開してくださっています。

Anki - powerful, intelligent flashcards

とてもシンプルで使いやすいソフトです。使い方を日本語で分かり易く解説してくださっていているサイトを下に紹介させていただきます。私も使い始めの頃はお世話になりました。

はじめてのAnki – まず使ってみる

はじめてのAnki – まず使ってみる | the right stuff

私は下のように、「中国語 ⇒ 日本語」と「日本語 ⇒ 中国語」の双方向で学習しています。
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Ankiでは、良く間違える苦手な問題は短い間隔で何度も出題され、逆にすでに覚えた問題はあまり出題されません。このように学習のスケジュールをソフトウェアがやってくれるので、自分は学習に集中できます。

私はこのAnkiをもう1年以上使っていますが、本当に素晴らしいソフトだと思います。

結びに

語学の学習は長く険しい道のりです。世の中にはこの語学学習を支援してくれる素晴らしいツールがたくさんあります。皆さんもぜひ色々な学習法を試し、自分に合ったものを探してみてください。